【レポ】シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展
こんばんは、パル子（@parucock）です。
3日ほど旅行に行っていたので更新が空いてしまいましたが、その分今日から更新します〜。
シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展
横浜の赤レンガ倉庫で開催されている【シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン展】に行ってきました。
会期 : 2018年8月18日（土）～9月3日（月）
会場 : 横浜赤レンガ倉庫1号館2階
開場時間 : 平日 10:00－17:00 / 土日10:00－19:00（入場は閉場の30分前まで）
会期中無休
観覧料 : 大人1000円 / 高校生700円 / 中学生500円 / 小学生300円
ディック・ブルーナの「シンプルさ」
ミッフィー（うさこちゃん）の生みの親であるディック・ブルーナ。
私も小さい頃、家にうさこちゃんシリーズの絵本を読んだ覚えがあります。
- 作者: ディックブルーナ,Dick Bruna,松岡享子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1984/01/30
- メディア: 単行本
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ディック・ブルーナはオランダの作家・デザイナーさん。去年亡くなったこともニュースになりましたね。
ディック・ブルーナは、日本ではミッフィーの作者というイメージが強いですよね。
しかし、海外では「ブラック・ベア」のペーパーバックシリーズが有名なそう。
ディックブルーナ ブラックベア ぬいぐるみ Sサイズ 高さ約19cm
- 出版社/メーカー: セキグチ
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↑ ブラック・ベアこれです。
読書のし過ぎで目が赤くなってしまったというくまちゃん。
この展示のフライヤー・ポスターに乗っているのもブラック・ベアです。
このブラック・ベアのペーパーバックの展示がとても良かったです。
また、オランダの推理小説家である「ハファンク」と言う方の表紙デザインも多かったのですが、これがまた格好いい。
シンプルで逆に新しい、スタイリッシュな感じ。
これが「半世紀も前のデザインなのか～」と謎に感動する私。
シンプル・イズ・ベストという言葉がありますが、ブルーナは本当に「シンプル」にトコトンこだわっていたのだなと思いました。
描きたいものは、実際にスケッチを行って、できるところまで「そぎ落とす」作業をしていたのだとか。
また、ミッフィーちゃんの絵本やグッズに使われている、青・赤・緑・黄・茶・グレーの6色は「ブルーナカラー」と呼ばれており、独特の世界観を表現するのに役立っています。この「赤」は、実際はオレンジに近く、赤のように鮮烈でなく、柔らかい印象を与える色です。これもこだわり抜いたシンプルな表現の一つですよね。
「うさこちゃんシリーズ」は子供向け絵本ということもあってか、ペーパーバックのデザインのスタイリッシュな感じとは反対に、シンプルでありながらも温かみを感じるイラストだと思います。
小さい頃、家に「うさこちゃんシリーズ」の絵本が何冊かありました。なので、展示品の中に見たことある絵も勿論あったのですが、見たことない絵でも既視感があるというか、懐かしい感じがするというか……。そういう穏やかな気持ちにさせてくれる、不思議な絵だなと感じました。
人はだれも、子どもの頃の素晴らしい思い出をスーツケースにしまい込み、人生という旅を続けています。
良いなあと思ったのがディック・ブルーナのこの言葉。ミッフィーちゃんのキュートなイラストを添えて展示してありました。
その他、絵本の文のこだわりや正方形という形へのこだわり、余白へのこだわりなど、ディック・ブルーナが求めた「シンプルさ」を感じることができます。
シンプルの明日
展示の最後に「シンプルの明日」というテーマで、KIGI、中村至男、ミントデザインズ、groovisionsの4組の日本のデザイナーさんの展示がありました。ブルーナの作品からインスピレーションを受けた作品だそう。
中村至男さんの作品「#∩∩」シリーズ。現代に潜むミッフィーちゃんがとてもかわいい！
groovisions さんの作品。ブルーナのイラストをあえて省き、記号や言葉に置き換えたという究極にシンプルな作品。
展示会グッズ
グッズがカワイイ！とりあえずカワイイ！！！
そして会場限定品が多すぎて迷う！（笑）
迷った挙句、クマちゃんのペンケースをゲットしました。シックなデザインで使いやすそうです。
とりあえず、行ってよかった。
展示は9月3日までなので気になる方は是非！
ありがとうございました。
