【大人の工場見学レポ】キリンビールとアサヒビール 名古屋工場
こんにちは、最近毎日暑いですね。
「溶けそう」が口癖になりそうなパル子です。
暑い夏に欠かせないもの、それはビール!!!
ということで、愛知県内のビール工場に見学に行ってきました~!
キリンビールとアサヒビールそれぞれの工場見学の内容・アクセス方法などを紹介していこうと思います!
ビール好きな大人はもちろん、ファミリーでも楽しめる内容になっていましたので長期休暇のお出かけにぜひどうぞ。
(※以下では、名古屋工場について紹介していますが、全国に工場はあるので工場見学の内容は参考になると思います。)
① キリンビール 名古屋工場
キリンビール工場見学 の事前準備
まず、キリンビールの工場見学には3種類のツアーがあります。
キリン 一番搾り おいしさの秘密発見ツアー
「キリン一番搾り生ビール」のこだわりの製法やおいしさの秘密を発見。
ビールの魅力が存分に味わえるツアーです。詳細はこちらから
仕込釜の中が覗けるスペシャルツアー
通常は入れない「仕込室」に入って、実際にビールを製造している「仕込釜」の中を覗く事ができます。
詳しくはこちらから
~見えないところを見せる見学~ 仕込釜の中が覗けるスペシャルツアー|キリンビール 名古屋工場(愛知県)|キリンの工場見学|キリン
広さ・大きさ体験バスツアー
工場の敷地内をバスで巡ります。巨大な発酵・貯蔵タンクをはじめ、工場の広さや大きさをたっぷり体感できるツアーです。
詳しくはこちらから
どのツアーも無料ですが、それぞれ開催日や定員が違うので、注意です。
私は一番オーソドックスな「一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」にしました。
これは、ほぼ毎日開催されているツアーです。
キリンビールの工場見学は事前予約必須です!
予め見学する日を決めて、行く前に予約しておきましょう。
工場見学予約|キリンビール 名古屋工場|キリンの工場見学|キリン
キリンビール名古屋工場
【住所】
【休館日】
月曜日休館(祝日の場合は営業、次の平日が休館)年末年始休館
車を利用したアクセス
■名神高速道路一宮I.Cから約20分
■ 名古屋第二環状自動車道清洲東I.Cから約5分
電車を利用したアクセス
■ 城北線「尾張星の宮」駅下車徒歩5分
【名古屋からの場合】名古屋駅 ⇒(普通)岐阜・大垣方面 枇杷島駅 ⇒ 城北線 尾張星の宮駅
■ JR東海道線「枇杷島駅」から無料シャトルバス運行
名古屋駅 ⇒(普通)岐阜・大垣方面 枇杷島駅
シャトルバスのご乗車で、毎時10分スタートのツアーにご参加いただけます。
※定員32名(予約制ではありません)ご利用いただけない場合もございますので、ご了承ください。
私は枇杷島駅から無料シャトルバスに乗るルートで工場へ。シャトルバスは1時間に1本のペースで出ています。
やはり一緒に行くグループ全員でビールの試飲をしたかったら、電車でアクセスするしかないので結構シャトルバスに乗られている方は多かったです。
【枇杷島駅西口側にバス停があります】
駅から出てすぐ、自転車乗り場の目の前です。
【ビール柄のバスが到着しました!】
キリンビール名古屋工場 到着
シャトルバスで揺られること10分。
キリンビール名古屋工場に到着です!
受付で予約を行った代表者の氏名を伝え、見学のカードを受け取ります。このホルダーの色で、成人・未成人・ドライバーを判断しています。(試飲の時用)
【これです】
シャトルバスの時間の関係で、ツアーが始まるまで少し時間があります。ロビーのようなところで待つのですが、そこが楽しすぎた……。
たのしい!
こんな遠近感を利用したパネルや……
所謂インスタばえ〜〜を意識した撮影スポットで楽しむ女子大生の図。
【写真を撮って印刷できます。組み立てると貯金箱になるらしい!】
↑これは人気でした。みんな撮影していました。記念にもなるしね。
そんなこんなでロビーに人が増えてきて、時間になりました。想像以上にファミリーで来ている方が多くてびっくりです。
キリンビール名古屋工場 の見学スタート!
工場長からのビデオを見たら見学スタートです。
キリンの「一番搾り」は「一番搾り製法」を用いて作る、キリン独自のビール!
一般的なビールは、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の両方を用いて造られるけど、一番搾りは名前の通り、一番搾り麦汁だけ!ってことです。
【麦汁の試飲】
発酵してないからアルコール分はゼロ!なのでお子様でも試飲できます。飲んだことあるようでない……みたいな味がしました。そのまんま、「麦のジュース」って感じ。
【原料の麦芽とホップ】
日常生活では中々出会わないですよね。特にホップ。
ホップはすごい爽快な香りがします。このホップが、ビールに独特の香りと爽快な苦みを与えたり、泡立ちを良くしたりするらしい。
麦芽は試食もさせてもらえます。つまみみたいで美味い。
そのあとは、ビールの製造工程について係の方からサラッと説明があります。仕込釜すげぇええ!って感じで余所見していると完全に聞き逃します。
工程はざっくりこんな感じ。
- まず、糖化槽で糖化を行う。これは、麦芽を砕いてだんだんと温度を上げていき、「もろみ」を作る工程。
- 次に、麦汁ろ過槽でろ過を行う。もろみを濾過して得られるのが一番搾り麦汁。
- 続いて、一番搾り麦汁にホップを加えて、煮沸を行う。この操作により、ビール独特の香りと苦みが生み出されます。
ここで、発酵工程に入ります。
- 十分に冷やした一番搾り麦汁にビール酵母を加え、発酵タンクで低温発酵を行います。そうすると、酵母の働きにより、麦汁中の糖分がアルコールと炭酸ガスに分解され、約1週間で「若ビール」ができます。
- 「若ビール」を低温環境で穏やかに発酵させることで、味や香りを調和され、美味しいビールへと変身してゆくのです……。
この間に、酵母や濁り成分が沈殿し、ビールが清澄化されます。この熟成工程は貯蔵タンク内で1~2か月行う。
熟成を終えたビールはろ過機にかけ、酵母やタンパク質を取り除く。
(この時に透きとおった琥珀色のビールができる!)
その後、ビールはパッケージングされて出荷されます。見学日は残念ながら、製造ラインが動いていない日だったので、VRでパッケージング・出荷工程の見学をしました。ハイテクです。
工場見学が終わったら、お待ちかねのビールの試飲!!!!わーいわーい
種類は、左から「キリン一番搾り生ビール」「一番搾り 名古屋づくり」「キリン一番搾り 超芳醇」!
おつまみの柿の種も貰えました。
試飲コーナーには、ドライバー向けのノンアル飲料、お子様向けのジュース(小岩井のりんご、生茶、午後ティーなど)もたくさんあるので、家族で楽しめますね。
個人的には、名古屋づくりが一番飲みやすかった……!
名古屋づくりは、味の濃い名古屋飯にも負けない濃厚な味がウリらしく、香ばしい味がしました(^o^)
今回は時間の関係で利用できなかったのですが、このキリンビール工場にはおしゃれなカフェが併設されています。
- ジャンル:ダイニングバー
- 住所: 清須市寺野花笠100 キリンビアパーク名古屋
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:Air/taiyaki)
- BREWER’S HOUSEをぐるなびで見る | 津島・あま市のスペインバル・イタリアンバールをぐるなびで見る | ぐるなびでネット予約する
レストラン BREWER'S HOUSE|キリンビール 名古屋工場(愛知県)|キリンの工場見学|キリン
工場直送のビールとおしゃれなお料理!最高です!
飲み放題メニューもあるそうです(*^_^*)
ここもいつか利用してみたいな~~。
続いて、アサヒビール工場の紹介です。
② アサヒビール 名古屋工場
アサヒビール工場見学 の事前準備
アサヒビールも事前予約が必要です!
2名〜5名で参加の場合ネットから、1名での見学や外国語での案内が必要な方や車椅子の方は電話からの予約になります。
工場見学のお申し込み | 名古屋工場 | 行こう!工場見学!! | アサヒビール
アサヒビール名古屋工場
【住所】
〒463-0089 愛知県名古屋市守山区西川原町318
【休館日】
年末年始・指定休日
車を利用したアクセス
・東名・中央高速道路「春日井I.C.」より約10km、約20分
・名古屋第二環状自動車道(旧東名阪自動車道)「勝川I.C.」より約4km、約10分
電車・バスを利用したアクセス
・JR中央本線「新守山駅」下車 徒歩約15分
・ゆとりーとライン「川宮駅」下車 徒歩約10分
私は新守山駅から歩きました!少し距離があるので、アクセスは車の方が良いかもしれません……。
徒歩で行く方は、駅からの道順を確認しておきましょう。
アサヒビール名古屋工場 の見学スタート!
キリンビールに行った時と違い、平日の昼間だったこともあって、子連れの方はあまりいなかったです。
そして、キリンビールの時も韓国人?の若い二人組に遭遇しましたが、今回も外国人ペアで見学に来ている方がいらっしゃいました。
割とアクセス良好!ってわけでもないと思うのですが、お酒好きな方たちなんですかね~。すごいな、お酒の力~~(違う)
まず、屋外の「発酵・熟成タンク」を見学しました。
【発酵・熟成タンク】
キリンビールの工場見学では、こんな間近でタンクを見ることができなかったので、「大きい~~~!」とテンションが上がります。
ここで約1週間の発酵と数十日間の熟成を行うそうです。
ビールの製造工程などは大体同じなので割愛します。しかし、個人的には、説明の内容(発酵過程など)がアサヒビールの方が詳細かな?と思いました。
また、キリンビールでもありましたが、麦芽の試食がありました。
キリンビールと違うのは、品質管理室の見学ができたこと。
ここでは、専門の担当者(パネリスト)が毎日できたてのビールを試飲することによって、品質を管理しているそうです。
パネリストがビールの味や香り、泡立ち、色などをチェックしている場面を見ることができました。
できたばかりの生ビールだけでなく、若ビールや麦汁など各工程においてのビールも試飲するそう。
パネリストは、そのビールがいつ製造されたのか飲めば分かるらしい!
ビールが好きな人には天職かもしれないけど、相当舌が敏感じゃないと無理ですよね~。
続いて、出来上がったビールを缶に詰めたり、それを箱に詰めたりする製造ラインを見学しました!
キリンビールでは、製造ラインを見ることができなかったのでテンション上がります(*^-^*)
例えば、ビール缶の蓋を占める機械は0.05秒で蓋を閉めることができるため、1分間で約1500缶のビールに蓋をしていることになるんだとか。
ビュンビュンとすんごい速度でビールが箱詰めされていきます!
不思議とこういう製造ラインってずーっと見ていられますよね〜。
最後には、アサヒグループが取り組んでいる環境保全についてのパネルがありました。例えば、仕込みで使った麦芽の穀皮であるモルトフィードが家畜の飼料などに再利用されていたり、余剰になった酵母が食品や薬品の原料として利用されていたり、とかね!
案内員の方が身に着けていた服も、アルミ缶をリサイクルして作られているらしい。
そして、待ちに待った試飲ターーイム!
アサヒスーパードライです!後味スッキリ~~!!
黒ビール「アサヒスーパドライ ドライブラック」の試飲やジュースの試飲もありました!
試飲時間には、工場案内のお姉さんが「ビールの上手な注ぎ方」を実演してくれます。
一人三杯まで試飲できますが、試飲時間も決められているのでそんなに一気には飲めませんね(笑)
まとめ
- キリンビール・アサヒビール共に事前予約が必要
- 製造ラインは動いていない場合があるので要チェックです
- どちらの工場でも試飲できます(ジュースの用意もあり)
- 小さいお子さんがいる家族で楽しみたいならキリンビールがおすすめ
- ビールの製造法をじっくり学びたいならアサヒビールがおすすめ
夏休みは家族揃って!お友達と!ぜひビール工場へ(*^▽^*)
ありがとうございました!
参考
「アサヒビール工場見学の流れ」https://www.asahibeer.co.jp/brewery/nagoya/tour/
「おいしいビールができるまで」http://www.kirin.co.jp/customer/bi-ru3/tisiki_02.html
「一番搾り」http://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/quality/