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暗い考えかもしれないけど、結婚して子供を持つ未来が想像できないというボヤキ

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思考を整理させてください。

Twitterでも呟いたんだけども、県主催の「女子学生就職ガイダンス」的なものに参加したときの感想です。

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一晩たって自分なりに考えが纏まったので、記しておきたいと思います。

要はまとめると、

  • 結婚し妊娠した際に、やめて専業主婦になるか or 働き続けるか?」という冊子に沿って話が進められる(上の画像)
  • 話者は「(最近の)皆さんのような若い人たちには一生シングルという第3の道もありますね」と口頭で説明
  • 最終的な結論は「皆さんには産休・育休をとりつつ、是非とも正規雇用働き続けてもらいたい!」という感じ。



この話を聞いたときから、なんかなあ〜〜とモヤモヤしてしまって、何故だろうと考えていました。
私が疑問に思った点について、まとめて行きたいと思います。




いきなり出てきた「結婚」という選択肢

絶対同じことを考えてた人もいると思うのですが、まず結婚が大前提なん? と。

2015(平成27)年は、例えば、30~34歳では、男性はおよそ2人に1人(47.1%)、女性はおよそ3人に1人(34.6%)が未婚であり、35~39 歳では、男性はおよそ3人に1人(35.0%)、女性はおよそ4人に1人(23.9%)が未婚となっている。
出典 : 未婚化の進行 - 少子化対策 - 内閣府

30代以上で考えてみても、3〜4人にひとりが未婚の状態なのに、「結婚することが大前提」というのは横暴ではないか、と思いました。
だって、ホールに100人いたら25人は将来結婚していないかもしれないんですよ? この25人という数字を私は少ないとは思えないです。

私がポンコツなりに頭の中で考えていた人生パターンは、

  1. 結婚・妊娠・出産しても産休・育休を取って働き続ける
  2. 結婚はするが子供は持たない
  3. 結婚しない

という3つでした。
当たり前のように、私の中には結婚しない・結婚はするけど子供は持たないという選択肢もあったわけです。
分かりますよ。そりゃ「もしかしたらだけど結婚するかもな~~~」くらいに考えておいて、産休・育休のとれる会社を選ぶのが賢いです。(実際、結婚しなくても害はないですし)
分かりはするんですけど、さも「結婚するのは当たり前」かのように始まったガイダンスに違和感があったのかなと思いました。


出産後、専業主婦という働き方をそもそも選べるのか?という疑問

私はこれが本当に疑問でした。
私は両親と3姉妹と祖母の6人で暮らしています。父は所謂大企業で働いており、年収を考えるとアッパーミドル層に属すると思います。
しかし、家計は年中火の車ですし(笑えん)、私は奨学金を借りて大学に行っています。
母はずっと正規雇用・非正規雇用を行ったり来たりしながら働き続けています。小さい頃からずっとです。
今時6人家族と言うのは珍しいですし、両親と子供がひとりという家庭に比べたら、支出もうんと多いとは思います。また、祖母と同居しているため、母が家事を頑張らなくても、祖母がある程度こなせるというのはあります。(祖母もばあちゃんんなのにアルバイトしていますが)
しかし、この現状を考えると、私には「専業主婦になる」という選択肢は到底考えられません。もし子供を育てるなら、働かざるを得ないと思います。母子ともに養える経済力のある男性と結婚すれば良い話かもしれませんが、そういう方は実際とても少ないと思いますし、現実的ではないと思います。
つまり、まとめると「父と母が汗水たらして働き続け、死に物狂いで娘を大学に行かせてる感じなのに、ダンナ一人の稼ぎで生計立てるとか無理くない⁉ 専業主婦で生きてけなくない⁉」と思ったわけです。

「経済力のあるメンズと結婚して専業主婦に何が何でもなる!」という方もいるとは思いますが、私の周りでは「働き続ける」ことを大前提に就活している子が多いです。
なので、(えっ⁉ 今更「専業主婦になるんじゃなくて働こう」って言われても……なんか遅れてない……?)と思い、ギャップを感じたのだと思います。


「イマドキの働き方」ではなくない?

詳細な言葉は忘れてしまったんですけど、「イマドキ」女性の働き方、「新しい」女性の働き方紹介! みたいなニュアンスがスライドのタイトルだったんですよね。
だから私は勝手に「(結婚していない)バリバリのキャリアウーマンとかから話が聞けるかもなぁ」なんて思っていたわけですね。(これは私の認知も歪んでいたと思う)
でも、実際、「結婚→妊娠・出産→働き続ける」コースをオススメする話ばかりで、「結婚せず出世街道を突き進む」コースなんて言う紹介はなかったわけです。
勿論、産休・育休・時短勤務などの経験者の話はとってもタメになります。しかし、欲を言えば両者の説明が聞きたかったな。そうしたら、少なくとも私が考えていた「女子学生就活ガイダンス」に近づいた気がします。


男子ガイダンスはないのに……

少し話の内容から逸れてしまいますが、これもモヤっていた原因だとわかりました。
女子学生の就職ガイダンスはあるのに、男子学生の就職ガイダンスはないの?って。

女に生まれた以上、出産するとしたら「産休」が必要なのは分かります。でも、「育休」を取る必要があるかもしれないのは、男子も同じなのでは? そもそも、このガイダンスって全員に向けて開催しても良かったのでは? と思いました。

女子学生はある程度、妊娠・出産を少なからず頭に入れて就活をすると思いますが、男子学生はどうでしょうか? きっと、「育休が取れやすそうな会社にしよう」なんて考えない人が大半だと思います。
というわけで、一方的に女子側に「産休・育休も考えてね!」と押し付けられている感じがして、しっくりこなかったのだと思いました。結婚とか妊娠とか育児とかは、ひとりの問題ではないじゃないですか。男女両方が当事者なはずじゃないですか。両者の協力が必要なわけじゃないですか。少なくとも、私はそう思っていました。

なので、同じように将来のことを男子学生に考えてもらうためには、女子だけではなく、男女合同でガイダンスやれば良かったんじゃないですかね。
今は、専業主夫というのも増えてきているみたいだし、女子学生に「働き続ける or 専業主婦」と問いかけるのであれば、男子学生にも「働き続ける or 専業主夫」というのを問いかけるのが普通ではないですか?


まとめ

最後は愚痴っぽくなってしまいましたが、こんな感じに思っていたのでした。
つまり、「結婚して子供を産んで育てて」っていう王道とされる道を思い浮かべることが私は現時点では、できていないのです。
とは言いつつ、もしかしたらトントン拍子で結婚しちゃうかもしれないし、結婚したはいいけど子供ができないかもしれないし、先のことは分かりません。そう言っちゃえば、なんでもそうなんだけど。

今でこそ、親の大変さがほんの少し理解できるようになって(完全には自分も親にならないとわからない気もする)家事をするようになりました。しかし、母親を見てると、家事もやりながら週5で働いて、モラハラ父(おこちゃま)の対応もしてヘトヘト……なんて姿を見ていると、正直、子供育てるのめっちゃ大変じゃん、母ちゃんはスーパーウーマンかもしれんけどあたいには無理やでと思うわけです。(私は父のことがあまり好きではないし、理解不能ですが、働いてくれて育ててくれてありがとうとは思っています。)
ニュースでもツイッターでも家事・育児のことが度々取り上げられているのを見ますし、いやマジでハードモードやん、と思っています(ツイッターの見過ぎ?)

うーん、グダグダした感じになってしまったけど、こんなこと私考えてたんだって整理できて良かったです。

おわり。
ボヤキでした。
Photo by rawpixel on Unsplash